雪見風呂で最高じゃん!
って、ちがーう!
ふふふふ、
果たして箱根の旅館やホテルへ辿り着けるかな?
どのような交通状況となるのか解説していきます。
結論、「電車以外」の交通は大混乱し麻痺します。
マイカーやバスを利用ならまずご注意を。
はい、雪の渋滞…通常10分ほどで通過する道で3時間ハマったゆーたろうです。
何も知らずに雪の箱根へ行けば、雪の中で凍えながら立ち往生…
箱根まで来ても途中で旅行を諦め、とんぼ返りなんてことになるかもしれませんね。
本記事を参考にすれば、箱根旅行の天気が雪でも冷静に行動できます。
当日の最新情報の入手方法も最後にお伝えしますよ。
渋滞を回避し、危険を回避し、箱根旅行を楽しみましょう。
・箱根へ旅行を計画中の方
・冬に箱根へ行く方
・冬の箱根越えをする方
【箱根が雪!?】まず、箱根のどこへ行きますか?
箱根の中でもエリアによって標高差大。
行くエリアにより、雪の降り方が当然変わってきます。
まずはあなたが行くエリアを把握しましょう。
【箱根が雪】エリアごとに要チェック
箱根町内での標高差は100mの場所〜1,000mまでと、さまざま。
箱根の主要エリアを紹介していきますね。
・〈箱根が雪〉箱根湯本エリアは?
小田急ロマンスカーが到着するいわゆる箱根の玄関口。
マイカーやバスを利用する方でも、東京方面から来る方は箱根湯本を通ることが多いはずです。
旅館やホテルも箱根内では1番多い、人気エリア
実は、箱根で1番標高が低いところです。
およそ標高100m
お隣の小田原市とそれほど変わりません。
気温もほぼ同じ…
小田原から山に近付いただけの様な感じです。
ということで、箱根湯本は雪がほぼ積もりません!(箱根湯本へ宿泊の方は良かったですね)
小田原でも雪が積もるなら、箱根湯本でも積もる。小田原でも積もるなら東京でも積もる。という感じです。
・〈箱根が雪〉宮ノ下エリアは?
続いて、箱根湯本駅前から国道1号線を少し上って行くと宮ノ下です。
こちらは富士屋ホテルさんが有名なエリアです。
こちらで標高およそ430m
宮ノ下エリアは非常に微妙な場所。
箱根湯本から上っていくと、宮ノ下に入り雨から雪混じりに変わる感じです。
箱根内でちょうど雪と雨の境目な場所(箱根人調べ)
まとまった雪が降った際は、宮ノ下から上のエリアがチェーン規制になることが多いです。
実際、宮ノ下エリアもほぼ積もりません。
チラつく程度。
大雪だぁ!って日はさすがに積もりますけどね。
・〈箱根が雪〉強羅エリアは?
次は宮ノ下から少しのぼって強羅です。
標高はおよそ550m
強羅エリアは、積もることは少ないです。
宮ノ下よりすこーし雪が降りやすい、積もりやすい程度。
ただ、強羅エリアは急坂や細い道が多いため、多く積もった時は危険でがいっぱい。
スタッドレスを履いていても登れないような坂もアリ(4駆ならいけます)
更に除雪車も後回しにする道が多いのですよ。
大雪の時はマイカーでは強羅へ辿り着けないかもしれません…
電車でGoも想定に入れて。
・〈箱根が雪〉元箱根エリアは?
さらに上って行くと元箱根エリアです。
箱根神社や箱根駅伝の往路ゴールがある場所。
元箱根で標高はおよそ730m
まぁ元箱根が1番雪は降ります、積もります。
TVで雪の箱根を中継している時は、だいたい元箱根エリア。
箱根湯本方面から国道1号線を上って行くと、途中「国道最高地点874m」という看板があります。
気温的にも箱根湯本と比べると5,6度寒いです。
はい、雪が降ります、積もります。
ただ、積もるとしても10〜20cm程度が多く、膝まで積もるというのは稀。
・〈箱根が雪〉仙石原・大涌谷エリアは?
仙石原はススキ草原が有名ですが、標高はおよそ650m。
元箱根と同じくらい雪は降りやすい、積もりやすいです。
ただ、大涌谷は別格でおよそ1,000mの場所です。
仙石原では雨だけど、大涌谷に近づくと雪というのはよくあります。
この辺りは本当に行かないと分からないので、対向車の屋根の雪を見ながら走りましょう。
上記の通り、箱根はエリアによって雪の降りかたは違います。
箱根で雪が積もりやすいのは、元箱根・仙石原エリア
このエリアへ行く場合はスタッドレスタイヤやチェーンの用意も検討必要です。
他のエリアは、ほぼほぼ積もらないでしょう。
(都内でも積もるような、大雪の時は別ですが)
【箱根が雪】何月頃から降るの?
箱根の雪は早い年は、11月下旬から降ることがあります。
本格的に雪が降り出すのは12月末以降からです。
12月に入ると場所によっては気温が氷点下になり、いつ降ってもおかしくない状況へ。
道路も凍結することがあるので、朝晩の車の運転には注意が必要です。
年末年始に雪という事もありましたよっ。
箱根駅伝の中継で、道路脇に雪があるのを見たことある方もいるかと思います。
そんな箱根で1番雪が降る可能性があるのは、「1月と2月」です。
3月に入るとほぼ雪は降りませんが、3月下旬に降る雪を経験したこともあるので油断は禁物。
ちなみに2020年は3月14日にガッツリ雪が積もり、大混乱でした。。
箱根人は4月までスタッドレスのままです。
旅行計画には、下記の月別の気温や服装も参考にどうぞ。
>>>【箱根の気温と服装】エリアによって全然違う!《月別に徹底解説》
【箱根が雪】どれくらい積もるの?
箱根の積雪量は雪国と呼ばれる、北海道や東北地方と比べるとさすがに少ないです。
雪が積もる時で10cm〜20cmくらいでしょうか。
それが毎日の様に降るわけではなく、除雪車のおかげで次の日にはメインとなる道路の雪はほぼ無くなります。
ただ、気温は低いので道路脇の雪は全然溶けないのです。
歩く際は注意ですね!
1番雪が降る1,2月でも積もるのは、多くても計10回ほどです(経験談)
ひと月5回ほどかなと。
雪はちらつくけど、積もらない!ってことが多いですね。
何年かに1度は腰くらいまで積もることはありますが、10年箱根にいて記憶にあるのは2、3回(箱根人体験談)
はい、箱根はたいして積もりません。
東京が雪降るかもという日は、間違いなく箱根も雪。
それ以外はそんなに降らない、積もらない。
そのくらいです…
【箱根が雪】積雪時の交通状況は?
さぁ、実際に箱根へ雪が積もったらどうなるのか?
ここからが大事!
いざ箱根に雪が積もった際の交通状況は、危険がいっぱいです。
【箱根が雪】公共の交通機関を利用の際
まず、公共交通機関を利用して来る際は大きな問題はありません。
箱根湯本までは…です。
・〈箱根が雪〉電車利用のとき
電車は雪が多少積もったくらいでは運休にはなりません。
「箱根湯本駅〜強羅駅」の間を走る箱根登山電車は無敵です(よっぽどの大雪でない限り運休にはなりません)
箱根で積雪がある日に、1番頼りになるのが電車です。
「強羅駅〜早雲山駅」の間を走るケーブルカーも同様です。
「早雲山駅〜桃源台駅」の間を走る箱根ロープウェイは運休になりがち。
バスと迷っているなら間違いなく電車を推します。
ただ、箱根湯本〜強羅までの間で、駅からも比較的近い宿の場合ですが。
・〈箱根が雪〉バス利用のとき
箱根のバスはスタッドレスタイヤを履いています。
そのため、雪が降っている・積もっている日でも運行。
バスは箱根湯本駅→国道1号線や県道138号線を通り強羅・元箱根・仙石原へむかいます。(箱根新道を通り元箱根の路線もあります)
国道や県道は積雪がある場合、一般車による事故や立ち往生で大混雑・大渋滞となります
バスの場合は、事故などの渋滞に確実に捕まるので耐えるしかなくなります。
よくあるのが箱根湯本駅周辺は雨、そこから上って行くと「雪」というパターン。
ノーマルタイヤでも行けるのでは?
といった感じで一般車の人々が上っていき、上の方は雪。
途中でUターンする場所もなくスタックしたり、スリップで事故…
片側1車線ずつの道路なので、スタック車がいたら避けて進むのも対向車が来るため時間がかかる。
▶︎渋滞する
バスも数多く走っており、バスは余計に避けづらいし対向車もいるしで通るのに時間がかかる
▶︎より渋滞がパワーアップ
はい、コレであっという間に
▶︎大渋滞が完成
バス自体はスタッドレスタイヤなので運行していますが、この渋滞のせいでダイヤが大幅に乱れます。
そして車を諦めた方々がバスに集中するのでバスはパンパンに。
ダイヤの乱れも重なり、1時間こなかったり、来てもパンパンで乗れなかったり…
もう大混乱ですよ。
そんな時は早めに目的地は諦めて、周辺のホテル・旅館へ切り替えるのもアリ(箱根から脱出する場合も帰るのを諦めて連泊)
元々予約していた宿は、このような日ならキャンセルチャージなしでキャンセルさせてくれる場合が多いです(宿へは必ず連絡し状況を説明しましょう)
ただ、次の機会に今回キャンセルする宿へは必ず行きましょうね!
(寒いですし、目的地までどんだけ待つかも分からない状況なので切替が大切)
・〈箱根が雪〉タクシー利用のとき
どうしても箱根へ行かなければならない場合は、タクシーを利用し渋滞を迂回しつつ行ってもらうしかないでしょう。
ただし、箱根湯本駅ではタクシーが全然捕まらない可能性が高いです。
当然箱根の上の方から脱出する際も。
(タクシーも渋滞にハマっている、電車も運休になったらタクシーしかなくなる)
お金は掛かりますが、小田原駅からタクシーを利用した方が良いでしょう。
御殿場方面からの場合はバスかタクシーですが、こちらは比較的渋滞になることは少ないです。
【箱根が雪】マイカー利用のとき
まず、スタットレスタイヤは必須です。
ノーマルタイヤならチェーンをつけて行きましょう。
公共交通機関と同様に箱根湯本駅付近からですと、国道1号線は絶対回避です。
とんでもない渋滞に捕まり、何時間もかかってしまいます。
国道1号線は先にも触れましたが、箱根湯本駅付近から宮ノ下までほぼ雪が積もりません。
その為、雪予報が出ていたとしても途中まではノーマルタイヤで登っていけてしまいます。
しかし、しかし、その先で積もっているのに、「ここまで来たから行っちゃえー!」っていう人が多いのです。
だめ絶対ですよ!!
そしてUターンできる場所もほぼ無い。
そういう人達の車がスタックしていたり、スリップ事故などで大渋滞を巻き起こしているのです。
そこで、国道1号線は避けて箱根新道を通るルートがオススメ!
ただ元箱根エリアは近いですが、強羅や仙石原エリアへは遠回りになります。
その代わり比較的渋滞はしません。
箱根新道はずーっと登り坂。
雪の日は上り始まる手前で「係りの人?」が1台ずつ車を止めて、スタッドレスタイヤかチェックをしています。
ノーマルタイヤは引き返し。
その為、スリップ事故等が少なく渋滞が起きにくいのです。
更に、箱根新道は除雪車もすぐ入ります。
除雪車のおかげで、次の日にはほぼアスファルトが見えている状態になります。
箱根は、雪が2日間降り続くことがほぼ無いっていうのもありますが…
(国道1号線、県道138号線も除雪車がすぐ入ります)
ただ、早朝などは凍結注意です!
箱根へ行かれる際は、事前に雪の現在状況を確認して行きましょう
次に紹介しますね。
>>【車の雪かき用】スノーブラシ 伸縮タイプ(伸縮パイプ長さ78~122cm)
(あったら便利、雪が積もったら必需品)
【箱根が雪】情報はどこで入手するのが良い?
箱根の雪情報はどこで入手するか?
- 宿へ電話
- 箱根観光協会HP
- Googleマップ
すぐに最新情報を知りたい方はこちらを参考に↓↓
・〈箱根が雪〉交通状況は①宿へ電話
1番は、やはりその日に宿泊するホテルや旅館へ直接電話することです。
従業員さんは雪の中でも出勤してきているので、周りの道の状況や雪の積もり具合を把握しています。
マイカーで行く場合はノーマルタイヤで行けるのか、スタッドレスでないと無理なのか確認必須です。
ただ、早い時間だと出勤しているスタッフさんが少なく、情報が余りないかもしれません。
そして、間違いなく多くのゲストから電話の問い合わせが来ているはずです。
なかなか繋がらない可能性も大いにありますので、多少待たされたとしても理解しましょうね。
宿としても電話が鳴りまくるのは大変です。
しかし、来るのかどうか分からないゲストを待つよりは有難い(夕方や夜になってから連絡来るとどうしようもない場合がある)
▶︎途中でスタックしちゃいました、どうしましょう?とか最悪…
・〈箱根が雪〉交通状況は②箱根観光協会のHP
日帰り予定だよ!っという方や自分で調べるという方は、箱根観光協会のサイトを参考にどうぞ。
電車、バスから通行止め情報まで網羅されており箱根の交通情報No.1です!
私もいつもこのサイトを確認しています。
箱根町観光協会の公式HPです。ココの「箱根の交通情報」を確認!
・〈箱根が雪〉交通状況は③Googleマップ
箱根湯本駅の近くまで来た際には、車を止めてGoogleマップを確認するのも必須。
渋滞してるのがすぐ分かります。
(Googleマップは雪じゃなくても確認必須です、普段でも箱根は渋滞多いので)
・〈箱根が雪〉交通状況は④Twitter
もうひとつ欠かせないのがTwitterです。
リアルタイムの情報が次々にあがっているのでチェック必須!
検索で「箱根 雪」と検索しましょう。
私も雪が降っているか怪しい日は毎回確認して箱根へ向かっています。
TwitterとGoogleマップを見ていつも箱根へ行くルートを考えていますよ。
雪情報は、こちらで詳しく解説しています。
【箱根は雪だと大混乱!】交通状況はどうなる?まとめ
最後に、東京で雪が降るかもという天気予報の時は箱根は、ほぼ降ります・積もります!
逆にそういうのがなければ、ほぼ積もらない。
地味にそれくらい少ないです。
積雪が少ないからこそ、たまに積もった時に大混乱となるのです。
とにかく事前に情報を収集して対策を立てましょう。
- 公共交通機関なら電車1択
- マイカーで行く際はスタッドレスタイヤ必須
- TwitterとGoogleマップ駆使
そして雪が積もっており渋滞しているようなら、予定の変更も頭に入れて。
切替、大切です。
以上、意外と雪が降らない・積もらない箱根の雪情報でした。
では、気をつけてよい旅を。
(雪じゃなくても冬の時期の必需品)