・箱根観光にはどう活用したらよいの?
・箱根新道って自転車で通ってよいの?
こんな悩みを解消します。
箱根新道は箱根観光にも便利な自動車専用道路です。
箱根新道を活用しないと土日や繁忙期の箱根を楽しみきれないかも。
箱根越えのメイン道路でありながら、箱根観光では抜け道としても活用できる箱根新道を解説します。
・車で箱根観光する人
・箱根越えをたくらむドライバー
・箱根に住み始めた人
【箱根新道は料金無料】箱根越えには必須の道路
とにかく箱根越えには重要な箱根新道。
箱根越えは観光客よりは運送業のドライバー向けなのかもしれない。
しかし、この箱根新道を使いこなすことで箱根観光はより便利に充実します。
なぜなのか、お伝えしていきますっ!
箱根新道とは?
まずはどういう道路なのか、次のとおりです。
・箱根新道のもろもろ
箱根新道は国道1号線のバイパスであり、自動車専用道路です。
箱根新道が走るのは箱根湯本から箱根峠までの間。
要は、箱根の入口からテッペンまでを一気につなぐ道路なのですっ。
以前は有料道路でしたが、2011年7月から無料となりました。
箱根人としてはとても助かりますよぅ。
- 全長は約13.8km
- 2車線の対面通行
- 標高差は約760m
- 登りっぱなしの下りっぱなし
とくに平坦になる場所がほぼ無く、上りっぱなしというのがキツイです(車の気持ち)
小田原方面から入っていくと、始めは建物があるのですがすぐに大自然の景色へ。
その後は、山たちの季節を感じながら走れて最高です。
上り線とは下り坂、下り線とは上り坂のこと
・箱根新道は自転車NG
箱根新道は自動車専用道路なので、自転車はNGです。
もちろん徒歩もダメ、125cc以下の2輪車も通行禁止。
歩きや自転車、原付などでの箱根越えの際は通常の国道1号線を利用しましょう。
箱根の旧道(県道732号)もよいですよ?
どこを通っても箱根越えのキツさは変わらずですが、楽しさも変わらずです。
・箱根新道から箱根観光へは?
箱根新道は箱根湯本から箱根峠を結んでおり、一気に駆け抜ける道。
途中に降りられるICが下り線には(上っている道の方)2ヶ所あります。
- 須雲川 IC (寄木細工の畑宿へ)
- 芦ノ湖大観 IC (元箱根エリアへ)
畑宿は箱根の伝統工芸品である寄木細工の町。工房やお土産屋さんがあります
元箱根エリアは箱根神社、有名パン屋さん、箱根園など
上記の場所へ行くには早いです。
なんたって渋滞が発生しにくいのです。
休日や繁忙期でもあまり渋滞しません。
その為、国道1号線の渋滞回避としても使えますよ。
通常だと宮ノ下・強羅・仙石原エリアへは箱根新道を使用すると遠回りですが、国1が渋滞時には使うべし!
ただ、箱根峠方面から箱根新道を使用しての観光はムリです!
降りるICが無く、箱根湯本へ直行です。
沼津・三島方面から箱根峠を通り箱根へ来たのであれば、そのまま国道1号線を使用し進みましょう。
>>【箱根の気温と服装】エリアによって全然違う《月別に徹底解説》
・ツーリングなら箱根新道は回避すべき
なぜなら、箱根新道はカーブが少ないからです。
標高差は一般道と同じですが、短い距離をつなぐため、急坂が多くカーブが少ない仕様なのです。
そのため、ツーリング目的のバイクや車の方は国道1号線や旧東海道(県道732号)を利用推奨。
峠道らしいクネクネ道があるからです。
特に旧東海道はクネクネ具合と建造物が少なくて最高!(個人的)
はい、ツーリング目的なら箱根新道は面白さ半減なので回避です。
箱根新道は箱根越えになぜ必須道路?
・箱根新道はバイパスだもの
一般道の国道1号線は土日や繁忙期には大渋滞し、上りも下りもどうにもならなくなることがあります。
しかし、箱根新道はなんてったって、自動車専用道路。
「信号がない、止まらない、はやい」
ただ、当然大型トラックなど制限速度に達してないのでは?という遅い車もいますが、途中に4ヶ所ほどゆずり車線があるので大丈夫。
上りが急坂すぎて、大型車には可哀想なのです。
下って来る方はずーっと1車線ですが、ずーっと下りなのでそんなに遅くないですね。
事故等がなければ圧倒的に早いですよっ。
観光ではなく、ただ箱根越えしなければという人は箱根新道一択!
・箱根新道は「小田原〜三島・沼津」
箱根新道へは、東京・横浜方面からは小田原厚木道路や西湘バイパスを経由するとそのまま合流できます。
小田原市内からの場合は、国道1号線を進み「かまぼこの里」を過ぎたところから箱根新道へ入れます。
かまぼこの里を過ぎたら、すぐこの青看板↓
まっすぐがそのまま国道1号線、斜め左が箱根新道、左へぐるんが西湘バイパスと小田原厚木道路。
青看板過ぎたら左車線へ↓
左車線へ入ったらそのまま、まっすぐ!
左へぐるんは西湘バイパスと小田厚ですよ↓
一方、三島・沼津方面からは国道1号線を箱根方面へひたすら上っていき、テッペンの箱根峠より合流です。
テッペン付近になるとこの青看板が出てきます↓
小田原・箱根方面へ直進です。
左右に惑わされずに信号も直進。
上記の看板のあとに箱根峠到達です。ここでいろんな看板が出現し情報が多くテンパりますが、落ち着いて直進するのみ
そうするとこの青看板が出てきます↓
そしたらすぐに分かれ道ですよ。
緑の看板の方へ。左車線へ入っていけばOK↓
箱根峠は通り慣れている私でも、急にいろんな情報が溢れてきて戸惑います…
>>【箱根のトイレ駐車場アリ!】ドライブ中すぐ分かる場所のまとめ
箱根新道は有料ではなく料金無料【3つの注意点】
- 上りっぱなし・下りっぱなし!
- 事故があったら大渋滞!?
- 雪予報時は通行規制か!?
- マル秘情報
【箱根新道は怖い】①上りっぱなし・下りっぱなし!
前でも触れてますが、最初から最後までほぼ平坦になる場所がなく、ひたすらに上るか下るかのみ。
そのため、テッペン目指すにはひたすらにパワーを使い、軽自動車ではベタ踏みするときもあったりなかったり。
一方で下っていくときは、下りきるまでアクセル踏まないのでは?ってほど。
まずギアをドライブから落とす(セカンドへ)
あとは、ひたすらにエンジンブレーキ。
ときどき普通のブレーキも。
エンジンブレーキが必須です!
普通のブレーキ踏みまくってるとブレーキ壊れ大惨事!
道の途中にいくつもの「ブレーキが壊れた車が突っ込む用の場所」が用意されています…
【箱根新道】②事故があったら大渋滞!?
箱根新道は途中で降りるICが「須雲川 IC」のみ(芦ノ湖大観もありますが箱根峠とめちゃ近の為に割愛)
しかも箱根峠へ上っていく方のみ。
下っていく方にはICがなし。
お分かりのとおり、途中で事故などがあれば脱出不可能となり大渋滞に巻き込まれます。
そして片側1車線ずつのため、上りと下りがどちらか無事でも交互通行…
箱根新道を利用する際は、事前にラジオで交通情報を聞きながら行くとよいです。
多少時間がかかっても、国道1号線や旧道へ逃げられますから。
【箱根新道】③雪予報時は通行規制が!?
箱根の冬は雪が降ります。
そんな雪のとき、雪が降っているときは、箱根新道で通行規制が掛かることがあります。
箱根新道の入り口付近で1台ずつ停止させられ、スタッドレスタイヤを履いているかチェックが行われる。
コレをクリアしないと箱根新道は通行できません。
NGの車は引き返しです。
このチェックのおかげで箱根新道は雪の事故が少ない。
結果、雪の日の渋滞が少ない!
箱根人の雪の日の抜け道でもあります。
国道1号線や138号線の一般道はチェックがない為、ノーマルタイヤ車がスリップ・スタックで事故、立ち往生で大渋滞なのです。
そして箱根湯本付近では雪が降っていなくても、上っていくにつれ雪が降ってくるので厄介。
とにかく雪が降っていればノーマルタイヤはダメ絶対!!
>>【箱根の天気が雪!?】交通状況はどうなるのかを徹底解説!
【箱根新道】④マル秘情報
箱根の中では、警察が取締りをよく行っているポイントがいくつかあります。
地元民には周知の場所ですが、観光客の方には分からないですよね?
法定通りの安全運転をしていればなんの問題もないことですが、ついつい違反してしまいそうな場所で待ち構えていますので知っといて損はなし。
今回は箱根新道の場所をこっそり、お伝えします。
取締りは小田原・湯本方面から箱根峠へ向かう下り線のみです(ややこしいですが坂を上っていく方)
須雲川 ICを過ぎた先すぐ、見通しがよくなりほぼ平坦の直線になる場所(遅い車への左車線へゆずり車線がある)
この直線でネズミ捕りをしています。
この直線の前が、結構な上りでアクセルを強めに踏んでいる為、そのまま平坦になるとスピードを出し過ぎる恐れがあるので注意です。
ちょうどゆずり車線もできて、追い抜けるようになりますが制限速度はしっかり守りましょう(50km)
それにしても、いやらしい場所…
下から上がってくると、やたらと対向車からパッシングをされることがあります。
コレは「今、取締りをやっているよ」という親切な合図なので、「なんだこの野郎」とは思わないでくださいね。
安全第一で、しっかり法定速度やルールを守って運転しましょう。
箱根新道は料金無料!箱根越えには必須道路【まとめ】
箱根新道についてお伝えしてきました。
箱根新道は料金無料の自動車専用道路のため、最速で箱根越えができる重要な道路ですね。
ただ、箱根新道を利用する際は下記の3つに注意しましょう。
- 上りっぱなし・下りっぱなし
- 事故があったら大渋滞
- 雪予報時は通行規制
それでは、安全運転でお気をつけて。